WELCOME TO THE TEAM!: ANTTI AUTTI

2020.03.3

スノーボードのために、この世に生まれた人間。2本のエッジに宿る彼らの才能は、この世のライディングスタイルを超越し、滑りのモチベーションは彼らのカラダからにじみ出ます。

また1人、驚異的な才能を持ったスノーボーダーがJonesファミリーに加入しました。

WELCOME TO THE TEAM ANTTI AUTTI!

X-Gamesハーフパイプでのゴールドメダル、オリンピックファイナリスト、そしてプロスノーボーダーの功績であるフリーライドフッテージの数々。その全てを成し遂げるスノーボーダーはそう多くありません。そう、フィンランドのシュレッド・レジェンド、アンティ・アウティこそ間違いなくその1人です。

スノーボーダーとして25年、コンペティションシーンから離れた今でも、彼は止めることなく滑り続けています。スプリットボードと映像制作のパッションにインスパイアされ、アンティは数々のショートフィルムをリリースしています。そのかたわら、新たなフィルムプロジェクトも進行中。彼はフィンランドのロヴァニエミで開催されているフリーライドイベント“アークティック・ウィークエンド”の共同主催社としても知られています。

これからJones Snowboardsは、アンティと共に新たなスノーボードの歴史へと踏み出します。芸術的なライディングにより表現される彼のスノーボーディングに対する愛情こそが彼の才能。アンティのことをもっと知るためにも、まずは手始めに彼の功績や新しいフィルムプロジェクト、そしてJones Snowboardsのチームライダーとなった感想などを聞いてみました。

PHOTOS BY OLLI OILINKI

まずはアンティの原点に戻ってみたいと思います。スノーボードを始めたのはいつごろでしたか?

スノーボードを始めたのは1995年、10歳の頃でした。僕の生まれ育ったロヴァニエミにあるオウナサヴァーラスキー場で滑り方を覚えました。今でもその街に住んでいます。オウナサヴァーラは本当に小さなスキー場で、標高差も100mほど。それでも、そのスキー場ではスノーボードが大人気でした。オウナサヴァーラのスノーボードコミュニティが僕をスノーボードの世界へと引き入れてくれました。当時、スノーボーディングは他のどのスポーツよりもカッコ良く見えましたからね。

コンペティションシーンにおける輝かしい活躍の後、フリーライディングの世界へと足を踏み入れた経緯を聞かせてください。

ハーフパイプとビッグエアーの大会を10年間転戦していました。X-GamesやAir+Style、アークティックチャレンジ、そして2006年のトロントオリンピックに参加しました。またフィンランドのハーフパイプ選手が怪我をした2010年のバンクーバーオリンピックでは補欠として選ばれました。しかしその知らせを受けた時、僕は日本で滑っていて、たった2本のランのためにバンクーバーへ行くことをためらってしまいました。スノーボーディングの競技的な部分は十分経験していた僕は、フリーライディングと映像制作にフォーカスすることを決め、その年、オリンピックを辞退しました。自分のキャリアにとって新たなチャプターへと進む時だったのでしょうね。日本に留まった僕は、オリンピックの代わりにパウダーを満喫しましたよ!

フリーライディングの世界に足を踏み入れてから、数々の素晴らしい映像をリリースしてきましたね。セルフプロデュースの映像をつくるモチベーションはどこから湧いてくるのでしょう?

フリーライディングに移行した年、あるフィルムプロダクションからのオファーもありました。でも、自分のペースで山とフィルミングの技術を学びたかったこともあり、セルフプロデュースの道を選びました。自分と気が合うフィルマーを雇うことでライディングに集中でき、ビッグマウンテンでも安全に行動することができました。パウダーは滑り慣れてはいたものの、シューティングは殆ど日本だけ。撮影を始めた頃は、雪崩の知識やアルプスや北欧の積雪構造を全く知りませんでした。だからこそ、自分の選択は正しかったと思っています。多くのフッテージを残すことができたし、映像を作るためのノウハウやフリーライディングのスタイルを学びました。

新たなプロジェクトである“ROAM”について少し教えてください

ROAMはリサッキ・ケニーアと共に制作しているフィルムプロジェクトです。友人でもあるリサッキは過去2作品、YUKIGUNIとCLOSERのディレクターを努めました。ROAMは冬の北極圏の光を追い求めるプロジェクト。最果ての土地では9ヶ月間シーズンが続きます。例年、9月から6月の半ばまで滑ることができます。極夜から真夜中の太陽まで、スプリットボードを使い北極の光の変化を追い続けるドキュメンタリーです。北極の厳しい自然環境と極上のテレインが織りなす芸術性がコンセプトです。

ROAMプロジェクトの舞台はどこですか?

僕の住んでいる街から車で行ける距離にある北極圏が舞台です。ある程度の体力としっかりとした計画さえあれば、北極圏でのスプリットボードアドベンチャーが現実的であると伝えたいですね。また、できるかぎり環境へのインパクトを抑えたサスティナブルな撮影を目指して、飛行機やヘリは使っていません。全てスプリットボードを使って撮影しました。

Jones Snowboardsのチームに加入した感想は?

今はバックカントリーでのライディングが増え、いかなるコンディションでも信頼性の高いスプリットボードが重要なカギとなっています。コンディションに関係なく、山の中では安心して行動したいので。日本から帰ってきたばかりなのですが、トリップ中はずっとHovercraft Splitを使っていました。このボードはまさに新感覚ですね。さまざまなコンディションでテストしましたが、安定性やレスポンスも高く、ソリッドボードと変らないパフォーマンスを魅せてくれました。正直、こんなスプリットボードは初めてです。もうソリッドボードは必要ないかもしれません!スプリットボードさえあればもう何もいらないし、どこへだって行けますね。今までは最高のコンディションとパウダーを探してバックカントリーを滑ってましたが、Jonesのスプリットボードさえあればもうコンディションなんて関係ありません!

アンティのプロジェクトはこちらをクリック WWW.ANTTISWORLD.COM