ABOM愛用中、ライダー藤田です!
今回は8月まるまると行っていたNew Zealand(以下NZ)の旅の話をしようかと!
NZの中でも僕等が行っているのは、クラブフィールドと呼ばれるクラブ員によって運営されるゲレンデなのですが、今年で同じエリアに行くのは3年連続3回目となりました。
70年ほど前にローカルのコミュニケーションサークル(当時はアイススケートなど)として誕生し、スキーヤーの先人達が山を歩き、道を切り開き産まれた自然そのままのゲレンデ。そんな日本の常識を超えたワイルドなゲレンデは、NZ国内に数多く存在しています。
僕等が行ってるエリアにはそんなクラブフィールドが6箇所もあり、僕等のような “雪のリズムに合わせ滑る” 滑り手には夢のような場所です。ローカルや遠方からも多くの好き者が集り、人とのコミュニケーションもとても楽しい場所。沢山の人と繋がり、数え切れない感動をもらい、現役時代にフリースタイルのコンテストで来ていたNZのイメージを180°変えてくれた場所でもあります。
そんな自分の感動をシェアしたくて、昨年から現地のローカルと一緒にツアーを始めたり、雑誌の記事や映像を作ったり、今年は新規開拓で日本人がほぼ訪れたことのないような場所を訪ねてみたり……今ではNZウィンター特派員にでもなりたいくらいの気持ちです(笑)
いつも旅をして感じるのは “ローカルとビジターの差”
僕等にとっては初めてみる感動的な景色や体験も、彼等にとってはいつもの日常であったり、良い雪の場所やそのタイミングを熟知した彼等の背中を見ることで、その場所の遊び方を知ることもできます。
そんな雪好きな彼等の中には日本を訪れた人も沢山います。日本の白馬から来たと言えば、それはもう尊敬もの。NISEKOやHAKUBAはワールワイドな存在で、僕等にとってはニュージーランドは夢の場所ですが、彼等にとって日本は夢の場所。僕等はワイルドな雪山に、彼等はマイルドなJAPOWに憧れを持っているようです。
スノーボードは雪を遊ぶもの。遊び方は人それぞれですが、僕が好きなスノーボードには “旅” が付き物です。色々な場所に行き、その場所の遊びを。そして一期一会を楽しむ。ここに来るのはもう人生で最後かもしれない。そんなことを考えながら噛み締める雪の味は想像の通り、脳裏に焼きつく特別なものになります。
さて、日本の冬はもうすぐそこですが、皆さんはどんな旅を計画していますか?いつもの日常から抜け出し、未知の体験へ。新しい扉を開く勇気があれば、スノーボードの遊びの可能性は無限大に広がるのではないでしょうか。
この冬、僕は住んでいる白馬をベースに滑っています。特別な体験をしたい方は是非ご連絡を!個人でもショップさんでも団体でも。もちろん対価は頂きますが、バッチリなプランニングとネクストレベルのライディングを目の前でお見せすることができます。自分で言うくらいなので自信は満々です(笑)
最後に、今回の旅に持って行ったABOM Goggleは、Heetを1つにスペアレンズ1つ。スペアレンズは使わなかったので実質1つのゴーグルでの旅でした。1時間弱のハイクが多い旅でしたが、ゴーグルは常に頭に装着。曇ったらボタン押せば良いしね〜なんて。楽には敵いません。
さ、この冬は人生のベストシーズンとなるのか?特別な瞬間を求めて、雪のリズムと睨めっこの冬が始まります。
藤田 一茂