BOARD TECHNOLOGY

反発力、フィーリング、強さのためのボード・テクノロジー

Romeの共同創設者でありボード・デザイナーでもあるポール・マラヴェッツがボード・デザインにおいてシェイプを変更したり、スノーボード独自のテクノロジーを開発したりすることで、3つの要素を持つスノーボードのコレクションが誕生する。

  1. 反発力:柔らかめのフレックスであれ、硬めであれ、ダイナミックにフレックスし足の下で生き生きとしているスノーボードを作り上げる大切さを我々は理解している。
    ターン、スラッシュ、リップからのジャンプ、レール・トリックからのアウト、ランディングのために反発力のあるボードが好まれることも。
  2. フィーリング:キャンバーやサイドカットのデザイン、コアのプロファイルなど、異なるタイプのフィーリングを持つボードを作り出すためにやることは多い。
    レスポンスを求めるライダーもいるし、プレイフルなボードが好みのライダーもいる。サーフィーな感じを好む人もいれば、何でもできるボードを好む人もいる。
  3. 強さ:せっかく買ったものだから長く使いたいのは当然。
    スノーボードには様々なストレスがかかるが、テクノロジーでバインディングによる圧迫やエッジに与えられる衝撃などからボードをプロテクトしている。

反発力を得るためのテクノロジー

ターボロッド・テクノロジー:

エネルギーを蓄え必要なところでのレスポンスを生む

Romeのターボロッド・テクノロジーでは、コアの必要な場所に溝を作り、カーボンの細いロッドを入れたスリーブを配置し、カーボン・ロッドをボードの中心点近くの溝の端に固定している。蓄積されたエネルギーが解放されることでパワーと反発力をアップする。配置の仕方により、オーリーのためにボード縦方向の反発力をアップさせたり、縦方向の反発力とねじれ方向のレスポンスを加えたり、ボードのねじれ方向のパワーをアップすることができる。

ホットロッド・テクノロジー:

反発力のアップはすべてのボードに必要

Romeはラインのほぼすべてのモデルのコアに溝を作り、よりパワーと反発力を得るために、そこにカーボンや、グラスファイバー、バンブーの細いロッドを配置している。ターボロッド・テクノロジー同様、ホットロッドをボードに入れることで、パワーを必要なエリアへと運んでいる。

ターボロッド、ホットロッド・テクノロジーの配置:

レスポンスを欲しいところで得るテクノロジー

ターボロッドとホットロッドの配置には4種類あり、それぞれが異なるレベルの縦方向及びねじれ方向のレスポンスを生み出している。
フリースタイル・ボードにはオーリーに必要なボード縦方向の反発力をアップする配置とし、ロッカーやフリーライド・ボードではねじれ方向のパワーをアップさせる配置でオールラウンドのレスポンスをより良くしている。

シングル・バレル

Single Barrel

シングル・バレル

ターボロッド、ホットロッド両方で使われる配置。1本のカーボンあるいはグラスファイバー、バンブーのロッドが、不要なねじれ方向のパワーなしに、ボードのセンターラインに沿って反発力をアップしエッジのホールドをアップ。

リバース・ラジアルV

Reverse Radial V

リバース・ラジアルV

ターボロッド・テクノロジーのみの配置。弧を描くパターンはバイディングの下から始まり、ノーズとテールのコンタクトポイントでボード中央部に収束する。シングル・バレルと比べて、この配置はライダーからのエネルギーをボード中央に集中させることで、ねじれ方向のレスポンスのアップは少しで、オーリーのための最大の反発力を得られる

ダブル・バレル

Double Barrel

ダブル・バレル

ターボロッド、ホットロッド両方で使われている配置で、2本のロッドがバインディングの下からまっすぐにチップとテールへと伸びている。このパターンは反発力を得るためのパワーをアップし、フラット・ロッカーやパウダー・ボードにねじれ方向のレスポンスをアップさせる。

デュアル・アーク

Dual Arc

デュアル・アーク

ターボロッドのみで、Blurのみに採用の配置。ボードのサイドカットに沿うように長い弧を描くパターンで、これにより大きなねじれのパワーを生み出すので、エッジからエッジへのレスポンスが優れるとともに、パウダーでのスラッシュやオーリーでの爆発的なパワーとなる。

強さを得るためのテクノロジー

SinterStrong Sidewalls

SinterStrong Sidewalls

衝撃に対して強さをアップ

新しくラインに加わったオールマウンテン・フリースタイル・ボードであるNationalとMarshal及びニューデザインのPowder Divisionのボードで採用の新しいサイドウォールは、シンタード・ベースの素材で作られている。優れた弾力性が強さを生むので、岩やレールをヒットしても大丈夫。

Rebound Sidewalls

Rebound Sidewalls

レール専用の耐久性

Artifactシリーズのようなレール・ボードで採用しているリバウンド・サイドウォールは通常のABSサイドウォールより弾力性が高い素材を使っているので、毎日でもパークのハードなラップを繰り返すことができる

Basalt Impact Plates

Basalt Impact Plates

コアの圧縮をゼロに

大きなドロップからほぼフラットなランディング、あるいはヒールサイドのパワーを最大限ボードに叩き込むとき、バインディングはボードのコアに多大な負担をかける。エネルギーを分散させ、コアのへこみを防ぐため、薄いバサルトのインパクトプレートを敷いている。これにより圧縮が半分以下に減少。

フィーリングのためのテクノロジー

Fivegnar Side Cut

レスポンスをアップするための新しい5つのゾーンを持つサイドカット

Fivegnar Side Cut

新しいフラットキャンバー・ボードに生き生きした、いいレスポンスのフィーリングを与えるために、我々は2種類の異なる半径のサイドカットをボードの5つのゾーンに使っている。
前足と後足のゾーンが同じサイドカットで、ノーズ、テールとボード中央部のゾーンは別のタイトなサイドカット。隣り合ったゾーン同士はそれとわかるようなつなぎ目はなく、全体が一本のスムーズな弧を描いている。ノーズ、テール、ボード中央部の弧がタイトなので、ボードはよりアクティブに動き、ターン途中でよりタイトに感じられ、より反発力を感じながらターンを終えることができる。

NoHang-Up S 2.0

反応の良さとプレイフルな感覚を融合する3Dキャンバー

NoHang-Up S 2.0

Romeの3Dキャンバー・プロファイルは2つのことを行う:

  1. 上達するのに最適なボードにする
  2. 他にはないサーフィーで反発力を感じるオールマウンテン・ボードにする

ボードの滑走面の大半を占めるノーハングアップス・ダイアモンドがパフォーマンスを生む土台となり、エッジ・コントロールとボードの縦方向のレスポンスをアップさせる。ダイアモンド形状はチップとテールの真ん中あたりまで続いているので、ライダーがエネルギーを蓄え、パワーを与えるのがストレートなロッカーボードよりうまく行える。ダイアモンド形状の外側には3D形状のロッカーが配置され、それはバインディングの少し外側から始まり、コンタクトポイントに向かって増していく。この立体曲面があるのでエッジをひっかけることがなく、ライディングを覚えるのに最適のボードとなっている。また山をフリーライドするときに最高に気持ちいいサーフィーなターンも得意とする。

NoHang-Ups Rocker 2.0: スノーボードのやり方を覚えるのに最適なキャンバー。立体なので逆エッジにならないので両親も安心。ダイアモンドが生むレスポンスはキッズをカーヴィングのやり方を知っているスノーボーダーにする。

NoHang-Ups Pop 2.0: ポジティブ・キャンバーのダイアモンドなので、立体曲面のサーフィーでスムーズなフィーリングにパワーが足されている。反応がよく、大きな弧のパワフルなパウダー・ターンを描けるボードを求めるライダーに最適。

QuickRip Sidecut

高速でパワーを発揮し、低速で扱いやすい

QuickRip Sidecut

反応のよさとプレイフルな感覚の両方をロッカーボードに与えるために、我々はクイックリップ・サイドカットを生み出しロッカーが本来持つルーズなフィーリングと合わせた。これによりロッカーのバタリーな感覚は残しつつ、欲しいときにパワーとレスポンスがアップ。2つのオフセットされたサイドカットを組み込むことで、サイドカット・ゾーンをノーズ、両足の間、テールに作っている。
ノーズとテールのゾーンの半径は同じで、両足間のゾーンと出会うところはスムーズにつなげず、わざとミッドボード・コンタクトポイントと呼ぶエリアを残している。
ミッドボード・コンタクトポイントは低速では滑走面の終端となり、ロッカーボードはこの2点間で滑るため扱いやすくなる。高速ではランニング・レングスをすべてを使うので、ミッドボード・コンタクトポイントがエッジ・グリップとパワーを加える役目を果たしている。

コンストラクションに関するテクノロジー

Romeのコア・マトリックス

ポプラが反発力を生み、軽いウッドを使ったゾーンが重量軽減に貢献

SinterStrong Sidewalls

AirPop Core Matrix

エアポップ・コア・マトリックス

ポプラが反応良く反発し、低密度で超軽量のウッドを使った5つのゾーンが重量を軽減する。そこにエア・チャンネルを加えるので、さらに軽い。

Rebound Sidewalls

SuperPop Core Matrix

スーパーポップ・コア・マトリックス

Romeの多くのハイエンド・モデルで使われている軽く、反応がいいコア。パワーを得るためのポプラに、3つの軽さを求めた低密度のウッドのゾーンを加えている。

Pop Core Matrix

Pop Core Matrix

ポップ・コア・マトリックス

レスポンスと軽さのバランスを考えたコア。反応が良く強いウッドと、軽いウッドのゾーン2つで構成。

SinterStrong Sidewalls

Stomp Core Matrix

ストンプ・コア・マトリックス

パークでの使用を考え衝撃やディープなランディングに備えて強さをアップするために、キーとなるエリアに高密度のウッドのゾーンを配置。

TTT Core Matrix

TTT Core Matrix

TTTコア・マトリックス

プラスチックは不使用。スノーボードが必要とするフレックスと反発力を得るために100%ウッドを使用。

Romeのラミネート

異なるファイバーや角度の組み合わせで、異なるレスポンスを得られるようにチューニング

45/90 Carbon Hybrid Laminate

45/90 Carbon Hybrid Laminate

45/90カーボン・ハイブリッド・ラミネート

カーボンを交えた45度の角度のレイヤーをコアの上に、90度のレイヤーをコアの下に配置。最高のレスポンスを与える45度のファイバーとカーボンが生む反発力をブレンド。コアの下の90度のレイヤーはフリースタイルなフレックスをもたらす。

SuperlightBiax Laminate

SuperlightBiax Laminate

スーパーライトバイアックス・ラミネート

フリースタイルの感覚とオールマウンテンのパワーを均等にブレンドさせるために、90度と0度にファイバーを配し、ファイバーの重量も軽減してボードを軽く保っている。

45/90 Hybrid Laminate

45/90 Hybrid Laminate

45/90ハイブリッド・ラミネート

今年登場したNationalとMarshalに使われているこのラミネートは、45度と90度で編まれたファイバーが最高のレスポンスを生み出し、オールマウンテン・フリースタイルのフィーリングをボードに与える。

Straighttraix 45 Laminate

Straighttraix 45 Laminate

ストレートトライアックス45ラミネート

90度のファイバーに軸から45度に加えたファイバーが、フリーライドのレスポンスのために完璧なフレックスを生み、スラッシュに必要なパワーをもたらす。

90/90 Carbon Hybrid Laminate

90/90 Carbon Hybrid Laminate

90/90カーボン・ハイブリッド・ラミネート

細いカーボンの束が編み込まれたグラスファイバーを90度の角度で上の層に、別のファイバーを90度で下の層に使用。結果、カーボンが生む反発力と90度のファイバーからのオールラウンド・フリースタイル・フレックスが得られる。

Straightbiax Carbon Laminate

Straightbiax Carbon Laminate

ストレートバイアックス・カーボン・ラミネート

90度グラスファイバーが持つジャンプしてレールへというパーソナリティに加えて、オーリーでの反発力をアップするためにストリップを追加。

Straightbiax Laminate

Straightbiax Laminate

ストレートバイアックス・ラミネート

楽しくゆったり滑るというボードのためには90度のグラスファイバーが最適。

Romeのベース

スピードがすべて

シンターカーボン・ベース

Sintercarbon Base

シンターカーボン・ベース

Romeのなかでも最速のボードのためにハイエンドのシンタード構造を採用しカーボンを加えてスピードをさらにアップさせた。カーボン添加物が雪との摩擦を低減する。

シンタースピード・ベース

Sinterspeed Base

シンタースピード・ベース

パウダーをスムーズに滑るときでも、ナックルを確実にクリアするときでも、スピードが大事。ハイエンドのベースは、ライダーにラインへ一番乗りさせ、スイートスポットにランディングさせる。

シンタートゥルー・ベース

Sintertrue Base

シンタートゥルー・ベース

シンタード・ベースとしてのスピードを持ち、ミッドレンジのフリースタイルやフリーライド・モデルに採用。シンタード構造なのでワックスの吸収にも優れている。

インパクト・ベース

Impact Base

インパクト・ベース

パーク・ボードやストリートで使いたいボードのために、高密度のエクストゥルーデッド・ベースが、レールやボックスからのダメージに対応。

XTRDベース

XTRD

XTRDベース

ベーシックなエクストゥルーデッド・ベースだが充分なスピードを持ち、修理が簡単。